「紫うこん」の生薬名はガジュツ!ガジュツは、葉の中央に紫色の筋があることから「紫うっちん」とも呼ばれます!
紫うっちんの成分は、精油成分が1〜1.5%を占めています。その内訳は、シネオール(9.6%)、d-カンフェン(3.5%)、d-カンファー(4.2%)、セスキテルペン(10%)など。特有の香りはシネオールによるものですが、これが中枢神経を興奮させて胃を刺激して食欲をひきおこします。 空海が着目したように、紫うっちんの効能は実に多岐にわたります。よく知られているだけでも、腹痛・下痢・消化不良・胃もたれ・胃潰瘍・高血圧・肝臓病・腎臓病・喘息・アレルギー性鼻炎・冷え性・不眠症・鎮痛・切り傷・火傷など。
味は、秋うっちんや春うっちんよりも苦く、食用にすることはできませんが、「良薬は口に苦し」のとおり、この苦味にこそ紫うっちんの効能が濃縮されているのです。
いよいよ夏本番。今年は、全国で記録的な猛暑が続いていますが、こんな時こそ紫うっちんの苦味で暑さを吹き飛ばし、夏バテを乗り切っていただきたいと思います。